ポルトガルでの日々の記録
実は出産予定日は11月22日だったのですが、この予定日は結構疑わしいものでした。というのも、最後の月経から換算していて、その日にちは私の自己申告だったこともあり、私の記憶が正しくなければ予定日も狂ってくるわけです。エコーなどをチェックして正確な日にちを出してくれるのかと思ったら、そのまま予定日は変わらず。おまけに今回は出産する病院での検査は予定日の5日前にだけ入っていたので、経過もわからずじまいでした。なので入院の支度などなるべく早く準備をしていました。

出産の少し前から胸の痛みを感じたり、妊娠中にはなかった弱い生理痛をときどき感じるようになったので、出産は近いと思うとパイには話していました。そして出産の一日前の11月1日の午後におしるしらしいものが出たので、もう間近だと確信したのですが、その色は薄茶色だったので半信半疑でもありました。とりあえずいつでも病院に行けるようにお風呂にゆっくり浸かって様子を見ることにしたのです。

その日の夜から、少しずつ陣痛かと思われる痛みが出てくるようになりました。寝ている小僧を起こして病院に行かなくてはならない面倒もあってせめて朝まで待ってみようと思い、夜中はときどきやってくる痛みに耐えつつ過ごしたわけですが、その痛みの間隔がときどきから15分おき、10分おきと短くなっていき、朝方には5分おきになっていたので、小僧を学校に送ってからパイと一緒に病院に行ったのでした。

病院の緊急に行き、すぐに産科にまわしてもらってまず看護師さんが手で赤ちゃんの位置を確認しました。「今日赤ちゃんが出てきますか?」の問いにSimだったので、とうとう生まれるんだと覚悟しました。この時もうすでに子宮口が5cm開いていたので、先生がすぐにやってきて再びエコーと手で赤ちゃんの状態をチェックしてくれました。前回は帝王切開だったのでどうして帝王切開だったのかと聞かれました。今回は普通分娩になるかとの問いに、普通分娩になるようにしますが、問題があれば帝王切開になりますと聞いて、今回は赤ちゃんが通るべき産道を通って生まれてきてくれるかもしれないとうれしく感じたのです。これから分娩室のほうに移って麻酔をかけると説明を受けたのですが、今起きている陣痛にまだ耐えることができると先生に言ったら、思いもよらない返事だったのか目を丸くしていました。麻酔の効き目が帝王切開の時は短く感じたので、今麻酔をかけて出産まで効いてくれるのかどうかという余計な心配をしたことからそう言ったのですが、実際は麻酔を脊髄に注射したあとも点滴で麻酔を体に投与し続けていたので心配ご無用だったのです。

結局午前9時ごろから分娩室の中の個室で子宮口が10cmまで開くのを待ち続けました。麻酔をかけてからは陣痛も感じないのでただただのんびりとベッドに横たわっているのみ。1時間ごとくらいに看護師や先生が手で赤ちゃんの位置を確認し続け、それは夕方5時ごろまで続きました。そして、いよいよ分娩室へ。


麻酔のおかげで痛みも何もないので、分娩室に入っても恐怖はありませんでした。看護師さんからう〇こを出すように力むのよ、と言われていたものの、何しろ麻酔でひざまで麻痺しているので、なかなか力むのは難しかったです。1,2,3みたいな掛け声をかけてくれるかと思いきや、いきなり「Puchar」(押して)と言われて慌てて力む状態w 4,5回力んだあとで、無事に次男が生まれたのです。でも出てきたとき、なぜか直視できませんでした。「かわいいわー」と言いながら看護師さんが体をきれいに拭いているのを見てやっと赤ちゃんを見ることができました。そして取り出してくれた先生を見てびっくり。赤ちゃんが勢いよく出てきたのか、先生の顔や服は返り血を浴びたような状態でした。30代くらいの若い感じの先生でしたが、その状態を見て「かっこいい仕事してるなあ」と感心してしまいました。そのあと会陰切開をしたのか縫合をしている間に、私は赤ちゃんをケアしている看護師さんに「赤ちゃんの顔はもっと日本人顔ですか?それとももっとポルトガル人顔ですか?」と聞いたらそこにいた先生や看護師さんみんなが笑っていました。そんな私面白いこと言ったっけ?という感じでしたが、看護師さんが「ミックスよ」と言ってくれました。


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分娩室の個室には家族などが入れたのでパイも少しの間いたのですが、意外と怖がりで看護師に出産に立ち会いたいか聞かれたら断ったようです。時間になったら小僧を学校へ迎えに行ったあとは一度家に戻っていたのですが、3兄の妻からの電話で出産したことを知り、すぐに来て次男と対面したのでした。小僧は初めて見た弟に戸惑っていた様子で、触ることもできなかったのです。

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