ポルトガルでの日々の記録

私がもう一人子どもを授かって育ててみようと決心するまでには、ずいぶんと時間がかかりました。小僧の子育ては決して楽ではなかったので、もう一通り同じことをするのかと思ったら、もう小僧1人で十分じゃないかとずっと思っていたのです。ところがパイは違いました。子どもがもう一人欲しいとときどき私に言っていたのですが、さらりとスルーし続けていたのです。私が首を縦に振らないのを知ってか、独り言のごとく言うくらいでしたが、去年小僧の保育園のお遊戯会で同じクラスメイトの家族に赤ちゃんが生まれ、それを見たパイは、いたたまれなくなったのか、それ以降私に説得を始めたのです。


「もし小僧が先に死んでしまうようなことがあったとして、(私が)もう子どもを産めない歳になってしまったら、僕たちに何も残らなくなる」とパイが言ったのです。そんなこと考えたくはなかったのですが、確かにもう一人いれば違うとは思いました。小僧に兄弟がいるほうがいいのはわかっていたものの、なかなか決心がつかなかったのには、パイの態度にありました。


ポルトガル人は家事は女性がするもの、という考えがあり、男性は家事をしないのが典型的です。今では少しずつ考え方も変わってきているのかもしれませんが、パイはいわゆる典型的で、掃除はできますが、料理は一切作れないし、普段家事はしません。そんなパイは、小僧が生まれた時、育児に消極的でした。よく泣く子でもあったので、夜中に寝れないとイライラし、私にまで八つ当たりをするような言動をすることがあったので、子供がもう一人欲しいと初めて言ってきた時は「冗談じゃない!」と言ったほどです。だから、子供が欲しいなら、育児に協力的になること、「赤ちゃんはいろんなことを泣いて伝えるしかできないこと」という当たり前のことをパイに言い聞かせ、その泣き声に怒ったりするような筋違いなことは絶対しないことを約束させ、私はとうとうもう一人産む決心をしたのでした。


以前主治医から「子供が欲しいと考え始めた時は、一度話し合いましょう」と言ってくれていたので、予約をとって主治医に会いました。高齢出産の域に入ることもあってか、まず3か月間は処方してくれた薬(ビタミン剤?)を飲むようにして、その間は子作りをしないで妊娠しやすい体を作ることから始まりました。生肉や生野菜も食べないようにと言われました。慢性胃炎の薬を飲んでいたのですが、それは胎児に影響がないのか、妊娠前から妊娠後でも飲んでも大丈夫とのことでした。そして数か月して、歯の全体が痛くなる感覚を覚えたり(胎児がカルシウムを摂取しようとしているため?)吐き気が出てきたので、再び主治医に会いに行って尿検査をその場でしてもらったら、妊娠していることがわかりました。

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コメント
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2015/11/13(金) 09:41 | | #[ 編集]
コメントありがとうございました。私も全く同じ感情になりましたよ。今はお体大丈夫でしょうか。どうぞご自愛ください。。
2015/11/16(月) 06:28 | URL | ひとみん #-[ 編集]
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