ポルトガルでの日々の記録

9月21日に無事に小僧が産まれました。。。





産まれてびっくり。なんとひとみんの産まれた時の顔とそっくりです。ダンナの面影は。。。今のところなし。笑


急に帝王切開になってしまい、今は傷口の痛みがありながらも、子育てを始めなくてはならず。。。少し大変ですががんばってます。


また詳しい出産模様はいつか記事にしたいと思います。

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妊娠がわかって、主治医に会ってすぐにエコーの予約をしてくれました。エコーは総合病院のほうで行い、そこで胎児の大きさなどを見て、はっきりと何ヶ月なのかがわかるようです。


ダンナは、男の子が欲しいとずっと願っていて、だから余計に性別が知りたくて知りたくて仕方がない。早速医者に聞いてみました。


「まだちょっと知るには早いわねー」


医者はなんとなくわかっている様子だったらしいけど、正確にとなると、なんとも言えない状況のようで、ダンナは少しがっかりしてました。その時は14週。


それから約1ヶ月半後。2度目のエコー。


「今日こそわかる!」とダンナはちょっとそわそわ。私はというと、きっと女の子って言われるんだろうな、と思ってました。


というのは、6人兄弟の末っ子のダンナには、姪甥あわせて9人いるのだけれど、そのうち姪は8人。かろうじて4兄の2番目の子だけ男の子なのデス。確率的に女の子。


エコーが始まって、医者の言葉に注意を払っていたんだけど、性別のことはさっぱり言っていない様子。そして、エコーは終了。私はとっさに聞きましたよ。「男の子か女の子か知ることができますか?」と。英語で言ったので、すぐにダンナが伝えてくれると思ったのですが、医者は私の言ったことがわかったらしく、




「It is a Boy」と。



ボーイ?え?男の子なの?女の子という返事をあたりまえのように言われると思っていた私は、驚いてしまった。ダンナの顔を見ると、それはそれは満面の笑み。


聞かれなければ、性別に関しては何も言わないというスタンスなのかはわからないけれど、それでいいと思った。世の中には、産まれてくるまでのお楽しみにしている人もいるというのを聞いたことがあるし、現にそういうカップルが身近にいたので。。。でも、そのあとエコーの結果を主治医に見せたとき、「男の子だね」とさらっと言っていたので、少し配慮があってもいいかなーと思ってしまった。



結局予約をとって行ったエコーは3回。その都度妊娠○週の週が変わると同時に、出産予定日も変わっていったので、いまいち自分が妊娠何ヶ月かもよくわからない状況でした。みんなに聞かれるのはもちろん「今何ヶ月?」とか「出産予定日は?」なんだけど、だいたいでしか答えられず。。。


それにしても、あのエコー、私にはさっぱりです。医者が「ココが頭でー、ココが足でー」とか教えてくれても、はっきりと形がわかりません。ダンナにも「わかる?」って聞いたんだけど、ダンナもさっぱりでした(笑) 



少し前に、5姉家族がアメリカから来ておりました。あまりバケーションが取れず、バタバタと来てバタバタと去ってしまったので、一緒に過ごせたのは半日もなかったかも。

それにもかかわらず、たくさんのベビー用品を買ってきてくれました。たくさんの洋服やおしゃぶり、使い捨てができる哺乳びん。そして、大きなベビーカーまで!ホント、いつもよくしてもらってマス。

そんな5姉のお気に入りの老舗カフェがあるのですよ。レストランでのディナー後にみんなで立ち寄ってきました。


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パステラリア ゴメス


創業1925年。


私は、メイアデレイテ(コーヒーとミルクが半分のカフェ)とこんなスイーツを。


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ミルフィーユのようですが、実はサンドされてる中身は少し固めのメレンゲ。味は・・・うーん微妙でした。


この老舗カフェには、covilheteという有名な商品があります。


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うずまきのような小さなパイの中には。。。



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マッシュされたお肉が。


この商品、登録商標になっているのか、他のお店で真似して販売できないとのこと。確かに同じような形の商品を他のカフェで見かけて食べてみたのですが、中身がひき肉でした。


このcovilhete、本当においしいのデス。今度いくつか買って冷凍ストックしておこうかな。


ビラレアルにお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてください♪



Pastelaria Gomes
Rua António de Azevedo 2/10
5000 Vila Real





私の住むあたりには、2つの教会があります。そして、この教会から時間を知らせる鐘が鳴り響きます。

家から近いほうの教会(仮にA)は、鐘がカーンコーンと3回ほど鳴ってから、時間の数だけ鐘が鳴ります。そして、家から少し離れたほうの教会(仮にB)は、鐘が奏でる音楽が鳴ってから、時間の数だけ鐘が鳴ります。両方の教会は、30分にも鐘が鳴ります。この教会Aと教会Bが若干ずれて鳴るからいいもので、同時だったら、鐘を数えたくても何が何だかわからなくなりそうです。。。

家づくりをしていた時は、この鐘時計が役に立ったものです。今でも外にいると、「あーもう○時かぁ・・・」と教えてくれます。

でもこの鐘、風向きによってはかなりの音。近所の人にとっては、夜中も容赦なく鳴るわけだし、寝れるのかなあ。。。と。ダンナ曰く、もうみんな慣れてしまってるよ、とのことですが。

随分前にニュースで、ある教会の鐘を鳴らさないように決めたところ、住民の反対があったというのを聞いた。特に田舎では、年配の人たちが畑仕事など外で作業している人も多い。そういう人たちは、時計など持たず、教会の鐘を頼りに時間を知るのです。生活に欠かせないものなのですね。


そして教会Aでは、訃報の鐘も鳴ります。同じ村に属している人が亡くなると、担当の人が教会に向かい、鳴らすのです。聞くと、少し悲しげな音色。他には、結婚式を挙げると鳴らします。


教会の鐘は、人々の生活に密着しているんだなーと思わされます。


フランが来て3ヶ月になったら、狂犬病の予防接種に行かなくては。。。と思っていたのですが、おっくうになっていて、行ったのは結局フランが来てから6ヶ月になった時でした。

それも、出張で獣医さんが私たちの住む町に来てくれたので、犬を飼っている近所の人たちが集まりました。

みーんないい子にしているワンちゃんなのに、落ち着きのないヤローはフランのみ。おまけに私の言うことは聞いてくれないので、他の犬たちのところに行きたくてしかたがない。リードを引っ張る引っ張る。

少し待つと獣医さんたちが来たので、並ぼうと犬たちが近づきました。


あのダンナの友達の家で飼っているジャーマンシェパード2匹の後ろにいたのですが、一匹とフランがにおいを嗅ぎ始めたのではよかったのですが、もう一匹のシェパードが気に入らなかったのか、フランに飛びついてきたのです。。。



フランの1.5倍はある大型犬が、フランの首に噛み付いて離れません。




首を噛まれた時は、「このままではフランは死んでしまう。。。」と思った私。シェパードは全く離す様子もなく、互いのリードを引っ張って離れさせようとしても、無理。フランは何も抵抗できず、されるがままになっていました。



「水を持ってきて!」と獣医さんは言い、近所の人がバケツいっぱいの水を持ってきてふりかけたのですが。。。全く動じず。12歳くらいの近所の男の子は勇敢にもシェパードを蹴っていました。他の人もバケツでシェパードの頭を叩いていました。


気がつけば、泣いていた私。このままフランが死んでしまうと思ったのと、何よりも私が何もできないままフランが苦しんで死んでいってしまうのかと思ったことだったからかも。。。


どのくらいが経ったかもわからないのですが、10分くらいのできごとだったかもしれません。ようやくシェパードがフランを離し、フランは路上の隅で小さくなっていたのでした。


見ると、耳は血だらけ。鼻からも血が出ていて、片目が充血している様子。首には噛まれた深い傷が2箇所ほど。私は、「もう大丈夫だからね。。。」とフランを撫でて泣くしかありませんでした。


そのあと近所の人たちが、次々と私たちのもとにやってきました。私が妊娠をしているのを知っている人もいるので、「彼女を落ち着かせないと!」と砂糖水を持ってきてくれたり、なだめてくれたり。。。妊婦にショックなできごとととか、感情的になってしまうのはよくないんでしょうね。


そのあとで狂犬病の予防接種を終え、2人で走って家に戻りました。またフランの傷跡を見ては思い出して泣けてしまいました。


フランを溺愛しているダンナは、傷を見ると心が痛むと言い、フランと3人で3日間ほど一緒に寝たのでした。


事件が起きた日は、おとなしくてトラウマになってしまわないかと心配したのですが、2日目からはすっかりいつもの元気なフランに戻ってきて、私たちを安心させてくれたのでした。


幸いお医者にかかることなく、傷も完治してくれたのでよかったデス。


この事件をきっかけに、フランがいかに私たちにとって大切な存在かを知ったのでした。。。


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体は大きくなっても、まだまだベイビーです。。。


ポルトガルに合法で滞在している人は、SNS(Serviço Nacional de Saúde)といういわゆる国民保険を得ることができ、それは妊娠にも適用されます。そして、妊娠に関わる検査や検診、そして出産費用は・・・








無料。





ありがたいことです。今まで支払ったのは、あの鉄分入りのビタミン錠剤のみ。


そして、普段歯科は国民保険では適用にならないようなのですが、妊娠のためでは適用されるようで、無料で検診ができるようです。

妊娠すると胎児がカルシウムを摂取しようとするため、歯痛が起こったり、歯の弱い人は抜けてしまうことも。私も妊娠3ヶ月くらいの頃一時歯痛は起こりましたが、大丈夫そうだったので、検診には行きませんでしたが。。。


そして、もっとありがたいことがあるのですよ。。。








妊娠すると、国からお金が貰えるのです。



しかも一回だけではありません。妊娠13週から一ヶ月に一度小切手が送られてくるのデス。驚きです。


支給額は世帯の所得によって決まり、わが家のような貧乏家族は、支給額も大きいわけです。ホント、助かります。


このPre-Natalと呼ばれる出産前のボーナスですが、診療所もどこも何も教えてくれません。私たちも、当初全く知らなかったのです。


ところが、ダンナの友達と同棲している彼女が私とほぼ同じ時期に妊娠し、彼らの情報で知ったのです。知り合いに同じ境遇の人がいると情報交換できてこれまたありがたい!と思いました。


手続きは、まず主治医に妊娠証明を書いてもらい、そして診療所にいる担当の人に書類を作成してもらい、そして社会保障機関(Segurança Social )に所得証明などとともに書類を提出して完了。


出産して2ヶ月までボーナスはもらえるとのことですが、そのあとも出産後のボーナスが引き続きもらえるとのこと。(子供が2歳になるくらいまでだったような。。。)


いろいろと育児にお金がかかるのを、国がここまで援助してくれるとは思ってもいませんでした。そして、まだ産まれてもいない赤ちゃんが、もうポルトガル人の一人として国から守られているような気もしました。